投資

レバレッジ型ETFとは?その魅力と注意点について解説してみた

株と同じように売買できる上場投資信託ETFは手軽にインデックスファンドに投資ができる優れた金融商品です。

 

その中で日経平均株価が激しい動きを見せています。
そこで、レバレッジ型のETF が非常に人気となっています。

 

しかし、ETF よりも利ざやが取れるということやレバレッジをかけることで長期的にもETF よりも有利ではないのかと間違った考え方をしている方がたくさんいます。

 

そこでレバレッジ型のETF の仕組みと利用上の注意点を簡単に解説していきます。

 ■レバレッジ型ETFとは?

 

ETF のレバレッジ取引は、基本国内では日経平均やTOPIX 指標に連動する、インデックスファンドETF が元指数の2倍、4倍の値動きをするモノレバレッジETF と呼んでいます。

 

レバレッジETF の商品にアメリカのダウに連動するモノもありますが、レバレッジETF と言えば日経平均に連動するモノを指すのが一般的です。

■何故これほどまでレバレッジ型ETFが人気なの?

 

初心者でも簡単にファンドに投資をすることができ個別銘柄を選ぶことがないという点。
また、代表的な「日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(日経レバ)の売り上げ代金が大型株と同じ位あり、流動性の良さや、出来高の高さに定評があります。

 

そして、日経やTOPIX の連動するインデックスファンドよりも値上がりしたり、株価の下落局面でも利益を出せる利便性があるからです。

 

■レバレッジブル型ベア型

 

日本株を対象としたものでは現在、日経平均TOPIXJPX日経インデックス400それぞれにレバレッジ型ETFがあります。

 

ブル(レバレッジ)型ベア(インバース)型ダブルインバース型の計9種類が指定されています。

 

いずれも日々の騰落率が、日経平均など元指数の2倍、マイナス1倍、マイナス2倍となる値動きをします。

 

例として、日経レバレッジETF の場合
日経平均が3%値上がりした日は6%値上がりし、2%下落した日は4%下がります。

 

一方、日経平均ダブルインバース・インデックスの場合は日経平均が3%値上がりした日は2倍の6%下落し、日経平均が2%下落した日は4%上昇するといった具合に、元の指数と符号が反対の値動きとなります。

 

テコ(レバレッジ)のように元指数の何倍かの動きをするため、これらを総称して“レバレッジ型”もしくは“インバース型”ETFと呼んでいます。

 

 ■レバレッジETF で長期投資してはいけない

レバレッジETF は、長期的にもっていてはいけません。あくまでもトレードが基本です。

○2倍に値動きををするのであれば、長期的に保有していれば勝てるというのは本当に間違いです。

 

何故でしょうか?

 

それはかい離率が関係しています。では「かい離率」とは?

 

株価が移動平均線からどれだけ離れているかという意味で用いられます。「乖離率」と表現することもあります。

簡単に説明するとレバレッジETF のかい離率とは元指数の(日経平均)からどのくらい離れているかということです。

 

だからこそ、保有し続けることで元指数から離れてしまい損失が大きくなるのです。

 

■レバレッジETFの三つの特徴

特徴

連続上昇すると、元本が膨らみ、複利効果で価格の2倍以上上昇していく(下落も同じ)

上下動するレンジ相場では、価格が下がっていく

一旦下落すると元本が小さくなるので、市場が回復してもETFの回復が追いつかない

 

日経平均が連続上昇すると、
元本が膨らみ、複利効果で価格の2倍以上上昇していきます(下落も同じ)

 

上下動するレンジ相場では、価格が下がっていき、一旦下落すると元本が小さくなるので、市場が回復してもETFの回復が追いつかないのです。

 

例として、2013年、2014年の2年間で日経平均株価がちょうど2倍になっていたとしても日経平均レバレッジETFは4倍になっていません。
レバレッジETF は長期で持てば持つほど、最初の目的から乖離していきます。

 

■レバレッジETF は短期のトレードと割りきるべき

 

東京証券取引所が作成している資料でも、
明確にレバレッジ型のETF は、『長期保有すると、想定と異なる価格変動が生じます』いっています。

 

■レバレッジETFの仕組み「一物二価」の特性とは?

 

レバレッジETF は上げ下げを繰り返す相場では目減りしていく特徴があります。
もうひとつの原因は、レバレッジETFやブル型ベア型投信は投資家の資金を集めて運用される投資信託の一つですが、運用者は毎日運用残高の2倍になるように日経平均先物を買い建てています。

 

つまり日経平均株価が上昇すれば先物を買い増し、下落すれば減らすという調整をしているのです。

 

日々の変動率は日経平均株価の変動率の2倍にはなるが、
この日々の調整のために1日以上の期間で見ると変動率の2倍にはならないのです。

 

 ■レバレッジETF の仕組みで長期投資はしてはいけない

 

レバレッジ型ETFは短期もしくは超短期の投機性が高い金融商品です。
実際、運用会社は商品説明で、「一般的に長期間の投資には向かず、比較的短期間の市況の値動きを捉えるための投資に向いている金融商品」と明記しています。

 

○このようにレバレッジ型ETFは長期保有に適さないので、「NISA口座を利用して非課税で5年間持ち続けよう」というという投資方法は全くおすすめできません。

 

■レバレッジETFの仕組みを活かしてトレードしよう

 

日経平均先物や信用取引よりも簡単にレバレッジをかけた取引ができるのがレバレッジETF の魅力です。
日経225先物にチャレンジする前にレバレッジETF で勝負するのも良いと思います。

 

日経平均が上がると思えばレバレッジETF を購入する、そして売り抜けるというようなトレード思考の強い商品です。
また、いくつかの投資信託やインデックスファンドのつなぎ売りとしても利用できます。

 

○つなぎ売りとは?

下落相場で損失を抑えるために保有する現物株式の同数だけ信用売り(空売り)することです。

 

マーケットの下落を察知していても簡単に売ることはできません。
ファンドを解約して損切りをすることは難しいです。

 

また、信用取引に口座を作っていないと空売りはできませんから、そこで活躍するのがインバース型ETFです。
インバース型ETFを下落相場の間だけ短期的に保有することでつなぎ売りとして機能させることができます。

 

インデックスファンドの損失分をベア型インバースETF で相殺するのです。
インバース型ETFは空売りとは違うので、

 

本来の「つなぎ売り」とはなりませんが、下落相場で対策を取らないよりは損失の出方に各段の差がつきます。

 

信用取引ができず空売りできない人や、投資信託を保有している人には、
「つなぎ売り」の手段としてインバース型ETFを活用してほしいです。

 

 ■最後に

日経平均が右肩上がりの成長を期待して、レバレッジETF を持ち続ける人がいますが、完全に間違いです。

きれいな順張りのトレンドが続くのであれば2倍に資産が増えていくでしょうが絶対にそのようなことはありません。

レバレッジETF はリスクも2倍になるということを忘れてはいけません。
日経平均先物やTOPIX の先物の入り口として、そして、短期的なトレードをするのであればとても良い商品だと思います。

月収30万円以上を稼ぐ特典をLINE@追加でプレゼント