投資

ウィリアムギャンに学ぶ投資の極意

どうも、熊谷です。

今世紀後半を代表する投資家がウォーレン・バフェットなら、今世紀前半を代表する投資家はギャンといえるかもしれません。
ギャンの著作集がいまだに熱心に読み継がれて語り継がれています。

未だに色あせないギャンの投資手法は現在の相場でも通用するモノになっいます。
初心者トレーダーから上級者まで投資を学ぶ上で欠かすことのできないギャン理論を解説します。

 

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■トレードはテクニカル分析が全てだ

ウィリアム・ギャンに言わせれば、ファンダメンタル投資家達が重視する、市場の流れや、バリュー投資家が重視する財務諸表などの情報は、すでに株価の動きに織り込み済みということです。

株価のチャートのみ見れば、将来の業績、今後の値動きが示されているということです。

■トレードに必要なモノ「自制心」にほかならない

トレーダーはメンタルも強くなければ勝つことができません。
どのような時も冷静な考えを持ってその場で最適な行動を取る。
これが投資で勝つためには極めて重要なことです。

 

そして、陥りがちな失敗を防ぐためには、
投資のルールを決めること、ルール作りが大切になります。

 

テクニカル分析とルール作りで富を気づいた伝説のトレーダーウィリアム・ギャンが考案した28のルール「ギャン理論」を見ていきましょう。
思い当たることがある筈です。

■ギャン理論28のルールとは?

1.資金は10等分し、1回の取引に資金の10分の1以上のリスクは決してとらないこと

簡単に説明すると一度に大きく張りすぎるなということです。
物の本のなかには、「1回の取引は資産の10分の1にせよ」と書かれています。
とにかく焦って増やさず着実に増やしていくことを心がけることが大切だということです。

 

2.ストップ・ロス・オーダー(逆指し値注文)を使うこと

毎度ストップロス・オーダーをおいてポジションを取ることが大切です
最初から損失を限定しておくための「ストップロス」を入れておくことでリスク回避にも繋がります。

FX のトレードには当たり前に使っている注文方法だと思います。
株のトレードでも自動売買ができるシステムもあります。

 

3.過剰な売買をしない資金配分を守ること

下手な売買を繰り返すと、手数料の分だけが確実に減っていきますし、
考えも少しずつ冷静さを欠いてくるものです。
勝っても勝ってもかけ続けてしまうと現金を手にすることができないと注意をしています。

一日に何回も取引するトレードはとても難しいことです。
手数料が定額制の証券会社もありますがスキャルピングはおすすめしません。

 

4.儲けを損失に変えないことトレーリングして利幅を増やすこと

損は小さく、利益はできるだけ大きく伸ばす。
これは勝ち続けているすべての投資家が実践していることです。

しかし、利益が乗っている状態だとどうしても利益確定したくなってしまいます。
利益にストップロスオーダーを近づけておくこと相場の状況次第で自動的に利益確定ができる仕組みを導入しておくことが大切です。

 

5.トレンドに逆らわないこと

自分のチャート(とルール)に従って相場のトレンドに確信がもてない時は売買しない。
ギャンは逆張りよりも順張りの「トレンドフォロー」を推奨しています。

 

例として、日経平均株価が300円下がったら、下がり過ぎではなくそこからさらに300円下がる。
こうしたトレンドフォローの考えを持つことが大切なのです。

6.迷ったらトレードしないこと

疑わしい時は手仕舞いすることです。
そして、取引をしないこと。

株式の格言にもあります。
「売るべし、買うべし、休むべし」トレンドが明確でない時は売買しないことです。
投資を始めると、ついいかなる時でもどちらか一方に賭けなければならないと思ってしまいます。

 

しかし、これは大きな間違いです。
「休むも相場」という格言を忘れずに。

オハマの賢人ウォーレン・バフェット氏も同様の発言をしています。

 

ほとんどの投資家はバッターボックスに立って、良い玉が来るのを待ちきれずに悪球に手を出して失敗してしまう。

 

投資で成功するには、良い球が来るまでひたすら待てばよいのだ。
そして自分にとっての絶好球が来た時だけバットを振れば良いと。

 

7.アクティブなマーケットでのみ取引すること揉み合いには手を出すなかれ。

活発な銘柄(市場)のみを取引する。動きが鈍く、活気のない銘柄(市場)には手を出さない。
投資とは「上がるか・下がるか」を予想するゲームです。

 

しかし、気づきにくいのですが実は「上がりも下がりもしない停滞相場(もみ合い)」パターンも存在します。

つまり、「動いていない時、これからのマーケットがどうなるかわからない時」は手を出さないのが最良の選択肢なのです。

レンジ相場が長く続いてもエントリーをしたくなるのが投資家です。
わからない相場には手を出してはいけません。

 

8.銘柄に全力投入なんてしないこと。

リスクの均等分散。できれば四つか五つの銘柄(2種か3種の商品)を取引する。

資金全部を1銘柄(商品)に集中させることは避けること。
分散投資は大切です。

 

あまりポジションが多くても株価を追いかけることができなくなります。
長期的な資産運用でも投資信託なども3種類位が基本でおすすめです。

 

9.指値注文はせず、成行のみで取引すること

様々な意見があると思います。
しかし、これも勝ち続けている投資家ほどよく口にする言葉です。

*指し値をしてはならないし、売買の価格を固定してはならない。
成り行きで売買すること。

多くの投資家が、自分がこの値段で買いたいという「指値買い」注文を使っています。
なぜなら、買い手としては少しでも安く買いたいし、保有株を売る時は少しでも高く売りたいと考えるのが普通だからです。

 

「いくらでもいいから買いたいです、いくらでもいいので売りたいです」という意味の成り行き買いでは、買い叩かれてしまいます。
しかしここで大切なのが、本当に良い瞬間は誰もが買いたいと思っている状態だと言うことです。

 

「押し目買いに押し目なし」という格言がありますが、本当に強い相場では誰も指値買いを出している投資家には売ってくれず、早い者勝ちだということです。
将来性に確信があるのであれば迷わず買いつけることも大切なのです。

 

10.充分な理由がないのに手仕舞わないこと

利益を守るには、ストップ・ロス・オーダーでフォローする。
含み益が膨らんでくると、それを失ってしまう怖さから、なんとなく利益確定をしてしまいがちです。

 

しかし、利益が乗ったからといって適当に利益確定をしてしまっては「損小利大」は実現するのが難しくなります。
手仕舞う時も一定のルールに則って行動に移すべきです。
ルールを明確にすること!!

 

11.トレードで儲けた黒字分は別に分けて管理すること

口座をわけることで利益が出ていると実感がわくというような意見があります。
また、緊急時でお金が必要なこともあります。
いざというときのために口座を移しておくことも大切です。

複利の効果で再投資を行うことも有効ですから難しいところです。
いくつかの口座にわけて取引することはとてもおすすめします。
株式だけではなく他の金融商品を組み合わせることも良いと思います。

 

12.スキャルピングはしないことそして配当目当てで株を買わないこと

3番のルールと少し似ています。
スキャルピングは有効な投資手法の一つだと思いますが、ギャンのようなトレンドフォローを狙う投資家にとってはやるべきではないということなのでしょう。

 

特に、揉み合い相場ではスキャルピングが有効ですが、ギャンは揉み合い相場は見送るべきだと言っています。
ここも意見が別れるところです。
細かい利益をあげる方法もありますし、配当金を楽しみにしている投資家もいるでしょう。

 

13.ナンピンはしないこと

ナンピンをすることで平均的な買い単価を下げることができます。
その上で株価が少し回復すれば、損失と利益を相殺して逃げることもできます。
それなのに、なぜナンピン買いをする投資家が次々と退場していくのか。理由は簡単です。

 

1つは、ナンピンをすることでその銘柄への投資額が増えるため、
そのトレードのリスク(資産に与える影響)が大きくなることです。

 

2つめは、ナンピンができているということは、
最初に買い注文を出した時よりも株価が下がっていることになります。

株価が下がっているということは、トレンドに逆らって買い注文を入れていることになります。
ギャン的に言えば、下がった銘柄はさらに下がり続けるのです。

 

しかし、相場が有利に動いている時に限定して(利乗せ)をしてもいいとも言っています。
トレードにナンピン買いは必要ないとも思います。

短期的なトレードでは高値で買い続けてしまいます。
何度も言いますがここも意見が別れるところです。

 

14.我慢できないというだけで相場から逃げないこと

また、待ちきれなくなったというだけで手を出さないこと
ギャン理論では、焦って利益確定するなということを言っています。

 

何度も言いますが投資は心理戦です。
我慢も大切です、マーケットは常に動いているのですから。

15.小さな利益と大きな損失を避けよ

まさに「損小利大」を守れという意味です。

16.ストップロス注文を置き、これをキャンセルしないこと

ストップロスオーダーのルールを徹底して行うことを今一度言っています。
勝てるトレーダーは明確な損切りルールを設けています。
決めたルールは守ることが大切です。

17.あまり頻繁に売買しない。

のべつ幕なしに売買を重ねると判断が変わることが増え、トレンドを見誤る可能性が高まる

無理な売買はせず、ここぞという時に勝負するのが投資家としての正しい行動です。
投資判断に迷ったら休むことも大切です。

18.時には空売りも有効に使うこと

ギャンの推奨しているトレンドフォロー手法は、
株価上昇の局面では買いで参戦し、揉み合い相場では様子見を徹底します。

 

しかし、株価下落時はどうすべきかということですが、
決して逆張りでトレンドに逆らうリバウンド取りをするのではなく、
空売りを活用することで下げのトレンドに乗る方が有効だということです。

19.安いというだけで買ってはいけない高いというだけで売ってもいけない

この見極めは初心者には難しいです。
下落相場では相場を休むこともよいと思います。

順張りで投資をすることがトレードの基本だと思います。

 

株価が少し下がったからと言って、安いと思って買ったりナンピンするべきではないということでしょう。
もしかすると、その小さな下げが大きな下落トレンドへの入り口かもしれません。

20.ピラミッディングはレジスタンスやサポートをブレークしてからすること

*レジスタンスラインとは、チャート上で上下を繰り返している過去の高値同士を線で結ぶこと。
ピラミッティングとは、いわゆる買い増し(増し玉)のことです。

 

ピラミッティングや増し玉は、わかりやすく言うと「複数回に分けて買う手法」のことです。

買い増しのポイントとしては、一時的に株価が下がる「押し目買い」などがありますが、ギャン理論で推奨されているのはあくまでも上昇のタイミングです。

 

「◯◯円まで下がったら買う」ではなく「◯◯円まで上がったら買う」と考えるのが、ギャンの手法です。

*レジスタンスラインから上がったら買い増しするという感じです。

 

普通の発想だと、とある1つの銘柄に50万円を投資する場合、一度に50万円の資金を投じてしまいます。
また、分散投資というと50万円の資金を10万円 × 5銘柄といった具合に、いくつかの銘柄に分散して投資することを指します。

 

しかし、*リスク分散の中には、1つの銘柄に少しずつ資金を入れていく「投資回数の分散(時間軸の分散)」もあるはずです。

1つの銘柄を10万円 × 5回に分けて買うのです。

 

これが、増し玉やピラミッティングに近い考え方となります。

ピラミッティング手法はよく、ナンピン買いと間違われるのですが、似ているようで違います。
ピラミッティングや増し玉の特徴は、2回目、3回目の資金投入をするかどうかを状況に応じて決めることができることと時間をわけることもできます。

 

21.上げ相場の場合、あげるほど小さな枚数で買い増ししていく。

トレンドが明確な時だけピラミッディングすること。
ピラミッティング(買い増しはナンピンの逆バージョンです。
やればやるほど、平均購入単価が高くなっていきます。

 

つまり、ピラミッティングをすると成功時の利益は倍増しますが、
株価が少し下がると途端にすべての含み益がなくなってしまいます。

 

だからこそ、ピラミッティングは難しくリスクの高い取引なのです。
リスクが高い手法なわけですから、明確なトレンドが出ているときだけ行うようにとギャンは伝えています。
テクニカルを少しわかっていないと難しい手法です。

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22.ヘッジの両建てはするな

買いポジションと同額の売りポジションを立ててニュートラルな状態にすることを「両建て」といいます。

どちらに動いても損益が発生しないので、本来は意味のないポジションです。
一部、両建てを活用した手法もあるのですが、原則的には両建てするなら損切りするという判断が正しいです。

 

23.十分な理由がなければポジションを決済してはいけない

10番目のルールをもう一度ここでもいっています。
ルール10のおさらいです。

 

24.儲けた後は取引量を減らすこと

普段負けているのになぜか儲かった。運良く大きく儲けることができた。
こうした時は、調子に乗らず取引量を減らすことが大切です。

 

儲かったら油断しないで気を引き締めろということです。
まだ上がるだろうと追いかけないことです。
メンタルをコントロールすることが大事です。

 

25.相場の天井や底を推測しないこと

相場の天井や底は多くの投資家が予想しようとします。
そして多くの場合、底だと思ったら底なし沼、天井だと思ったら青天井ということが起こります。

 

投資経験が豊富なプロでも底で買うことは難しく不可能に近いことかを知っています。
常にマーケットの状況に応じて的確な判断をして欲しい。

 

26.他人の意見には従わないこと自分で決めて研究すること

いつの時代も、株式市場ではごくわずかの投資家が勝ち続け、
その裏で多くの投資家が退場に追い込まれています。

もし自分が「ごくわずかの投資家」の側になりたいと思うのであれば、
投資手法は人の真似をするのではなく自分自身のオリジナルを身につけることが大切です。

 

27.損失が出た後は取引量を減らすこと

人間は、損をしてしまうとつい取り返したくなる*サンクコスト効果に陥りがちです。
損失を出して大切な資産を失ってしまうと、それを取り戻すためにさらにリスクの高い取引に手を出したり、さらに倍の資金を突っ込んだりします。

結局、そうした冷静さを欠いた取引はさらなる損失を呼び寄せるだけです。
うまくいかないときこそ、一度身を引いてみる勇気が必要です。

 

28.最後のルール 

間違えて入るのをさけるのと同じく間違えて手仕舞うことも避けること、違ったポジションメイク間違った決済をしないこと間違ったエントリー、間違ったイグジットをするなということです。

入り口と出口を間違えるなということとルールを明確にすることを最後に言っています。

【最後に】

ギャン理論は時代に左右されない本質的なものが多いです。
しかし、人それぞれ解釈の仕方が違うこともあるでしょう。

また、忘れた頃に読み返すことで閃きもあります。

ギャンの名言、負けることへの恐怖こそが、負けの元凶となる。
負けを背負うことに耐えられないと、結局、大きな負けを背負うことになるか、絶好のトレードチャンスを逃してしまうことになる。

トレンドが下向きなときは売るに安すぎるということは決してなく、逆にトレンドが上向きなときは買うのに高すぎるということは決してない

ウイリアム・ギャン

 

最後までご覧になって頂きありがとうございます。

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