投資

良いニュースで株価が上がらない?!『織り込み済み』の原理を解説!

株式投資をしていると企業の良いニュースが出ているのに株価が上がらずに逆に下がることがあります。

 

トレードの世界には「噂で買って事実で売る」という有名な格言があります。
どういうことか?

 

株価に影響がある筈のニュース材料がすでに株価に反映されていることです。
それでは少し詳しく解説していきます。

 

■株の織り込み済みとは?

株価というのは、材料(株価を動かす要因)に先行して動くものです。たとえば、前の決算よりも業績がアップした企業があったとします。

 

業績がアップするということは、当然株価にいい影響を与えます。つまり、その発表によって、株価は上がるはずです。

 

しかし、実際は企業がその業績を発表する前にすでに株価は上がってしまっていて、そのときには上がらないということがよく起こります。

 

マーケットでは先回りしてもうすでに買っている人がいる。
ライブドアの事件でもIT関連が上っているときにおかしな値動きがありました。
その後にライブドアに家宅捜索が入ります。

 

歴史的な話をすると戦争の勝ち、負けは新聞よりもその戦場にいた人よりも1番はやく情報を得ていた人は市場関係者と言われています。

 

マーケットでは、このように噂や憶測が広まりやすく、その事実が公になる前に、株価にはそれが反映されてしまっていることが、今でもあります。

 

それを 織り込み済み といいます。

 

あるプラスの材料が株価に織り込まれていると、その材料が発表されたときにはすでに株価は高い位置にあるわけです。

 

すると、その材料には株価は反応せず、そこから先は株価は下がっていく、ということもあります。

 

ですからトレーダーはチャートが全てだと言う人がいます。
しかし、また逆に、決算が予想していたよりもはるかに良かった、ということになると、株価はそれを織り込んでいないので、上昇するということもあります。

 

ですがトレーダーとしてニュースを判断材料にしないということは正解ではないかとさえ思ってきます。

 

■インサイダー取引はあるのか?

前に比べればインサイダー的なモノはなくなったと思います。

システム的にもインサイダー取引がなくなって市場が健全なモノになって欲しいです。

 

しかし、ある会社の業績について、これまでの市場予想よりも良い好業績が近々発表されそうだという噂が少しずつ漏れ聞こえてくるような時にはその会社の株が上昇を始めることが多いこと。

 

噂を聞きつけた時点で買っておき、 実際に、噂されていたような良い業績が発表された(噂が事実になった)時点でその株式を売ると利益が大きくなりやすいということはこれからもあるでしょう。

 

○噂で買って事実で売る

この格言通りの動きをする株式は確かに多いです。
この格言は人間心理を巧みに利用しているため、それなりの説得力がありますが、鵜呑みするのも危険です。

 

トレーダーはニュースをどこで取るのか?
Twitterしか観ないというトレーダーもいます。

 

現実、SNSでの発言の方がニュースよりも速いことは本当にあります。
コインチェックのネムの盗難事件もネムが大量に出金されているコインチェック大丈夫かという一人のユーザーのつぶやきから拡散し、発見されました。

 

■その情報はもう誰もが知っていること

貴方が噂を聞きつけた時点が早いのか遅いのかの判断です。

 

業界の噂は関係者には1,2日で広まります。
普通の株主がそういった噂を聞きつけるのは、それよりも最低1日は遅れるでしょう。ですからもうすでに2,3日遅れているということです。

 

ましてや、噂で上昇する株式は、1日に5%~10%も上昇することがあります。
業界関係者よりも1日や2日買いのタイミングを逃しただけで、未発表のグッドニュースによって得られる株価の上昇部分 を株価が反映してしまっていることは十分にありうることです。

 

ですから、既に株価に最新の未発表情報をその株式が織り込み済みならば、グッドニュースを正式に発表されても株価が上昇しないのは、ある意味当然です。
噂で買っても、時既に遅しということです。

 

■良い情報でも価格が下がる、織り込んだ価格が高すぎる

良いニュースや情報の事実が発表されると、格言通りに売る人が沢山いる為、株価は発表直後には多少の上昇をしても、直ぐに下落に転じることもあります。

 

上がると思っていた株式がその時点から下がり始める。

 

その理由の一つは、噂によって市場が織り込んだ価格が高すぎることです。
そして、もう一つはその企業の好材料の出尽くし感が投資家心理を冷ますからです。
投資とは、常に先を読むゲームです。

 

グッドニュースが全部事実として発表されてしまうと、将来の値上がり期待を支える根拠が盤石ではなくなります。

 

別に将来の業績予想が悪くなくても、買う根拠となる好材料が他に無ければ、人間の心理としては、そのまま株を継続保持するのが不安になるため、発表された時点で売って利益を確定しておきたくなるものです。

 

■株価はファンダメンタルズよりも先行して動く

株価は、会社の業績の上方修正などが発表される前に、期待が先行して株価に反映されてしまうことの方が多く、株価はファンダメンタルズ分析よりも先行しています。(織り込み済み)

 

長期的に見ればファンダメンタルズに準じて動きますが、実際は株価がファンダメンタルズよりも先行して動くことの方が多く、そのタイムラグは平均して半年ほどだと言われています。

 

その会社の業績の良さが実際に数字になって現れる半年ほど前から、株価が上昇し始めることが多く、また業績悪化が実際に数字に出る半年ほど前から、株価が下落し始めているということがあります。

 

大きな資本金がある一般的には有名な会社の株ほど株価の先行性が高くなります。
もちろん、有名な会社の株は注目度が高く、多くの投資機関や専門家がよく調べていて、業績の動向などを先取りして株を売買するからです。

 

■短期的なトレードでは企業分析は失敗する

株式投資を始める時にその企業のことを調べてマーケットよりも株価が安いと思い込んで購入して失敗するパターンがあります。

 

価格が下がることで待てずに売ってしまう。

 

バリュー株と思い込んて購入するが実際は株価が高くその水準まで戻った。
増収増益の好決算を見て株価が上がるに違いないと思っていたのに、株価が上がらないどころか逆に下がってしまうこと。

 

全て織り込み済みと言えます。

 

■株価を動かす事実は全てサプライズ

予想された材料は事前に株価に織り込まれ、事実が判明しても株価はそれに反応しないことが多くあります。

 

一方、事前に誰もが予想しなかった材料が出た時には、株価が大きく動くことがしばしばあります。

 

誰もが予想しなかったことが起こる時こそ投資のチャンスということです。
株価は、良くも悪くも予想とサプライズで動きます。

 

織り込み済みの材料にはほとんど反応しないという傾向があります。
ですから良いニュース、悪いニュース全てにおいて惑わされてはいけません。

 

特にトレーダーはテクニカル分析が全てだと言っても過言ではありません。
マーケットのことはマーケットしかわからないのですから。

 

■最後に

個人投資家が機関投資家に情報量では勝てません。
個人投資家でもリアルタイムでチャートを閲覧でき、投資に関する情報収集活動もかなり容易になりました。

 

それでも、根本的に利益につながる情報というのは、個人投資家達の耳にはなかなか入ってきません。

 

しかしだからこそ値動きを監視する必要があるということです。
飛び込んできた情報はフェイクかも知れないし、もうすでに誰もが知っていることかもわかりません。

 

月収30万円以上を稼ぐ特典をLINE@追加でプレゼント